(→これは大須中華街の続きです。) とにかく名古屋の商店街の中で一番楽しいのが大須です。 お父さんは昔ずいぶん電気街にお世話になりました。 古いもの新しいものがごった煮で、なんでもあります。 昔懐かしい駄菓子やおもちゃの店、若者の集まる 古着屋、大須ういろうや、リサイクルショップ米兵の本店もここにあります。 町はドンドン変わっています。今や出店しようとしても空き店舗がほとんど 見つからない人気商店街だそうです。 すでに戦前には、このあたり名古屋の代表的繁華街として大変な賑わいだった とのこと。商店街の一角には、動物園まであったそうです。 そもそもこの大須の町は、万松寺の門前町として出来上がりました。 万松寺は、織田信長のお父さん、信秀公が建てたお寺です。

信秀公が亡くなったときの法要は、万松寺で行われました。 法要にかけつけた信長、抹香を手づかみにして信秀公の位牌に投げつけ、 何も言わずに去っていったそうです。その姿を見て、「あのうつけ者では 尾張は滅びる」「いいや大物だ、天下を取るぞ」と噂になった、 というあの有名なエピソードは、このお寺で生まれたのです。 お昼十二時になると本堂の３階の扉が開き、玉屋庄兵衛作・からくり 人形の信長が現れ、このエピソードの場面を再現します。抹香を撒いたあと、 「人間五十年〜」と敦盛を舞います。ロボットの信長が出てくるなんて、 電気街・大須らしい演出ですね。 信秀公のお墓は、お堂の裏手、階段を下りた向こう側にあります。 ここまではほとんど人が行かないので、とてもひっそりしています。 大須万松寺に行ったなら、 大須の街の賑わいと、信長英雄伝説を作ってくれた偉大な お父さん、信秀公にも、ちょっと手を合わせていきましょう。 （撮影日：０６．０９．０３） (→この続きは大須観音です。)

万松寺

信長からくり人形

＠大須(大須商店街連盟公式マザーサイト)

�Eやっこ(ひつまぶし)・ �Fたから（みそにこみ)・ �G千寿（天むす)・ �H矢場とん(みそカツ)

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