当然TrainTrip印も設置されているから取得してみると、 昔の津山機関区の蒸気機関車の扇型車庫に、古い車両を保存している、 「津山学びの鉄道館」 が描かれている。今日は難しいが、時間があれば訪ねてみたいスポットである。

駅前に出てみれば、なまこ壁で城下町らしい雰囲気を表現した駅舎は、以前と変わっていなかった。

キハ47を、国鉄の急行色のカラー、クリーム色と赤に塗装した、 「ノスタルジー列車」である。2016年から津山線で「快速ことぶき」等として 走っているそうである。私がこれから乗る14:35発の列車は普通列車で、 快速ではないのだが、この車両に乗れるとは嬉しいではないか。

ああ、見えてきた見えてきた、あの面白い駅舎が。
駅舎の屋根からにょっきりと、大きな亀の頭が突き出している。 津山線の名物駅舎、亀甲駅である。駅の近くに、亀の甲羅のような「亀甲岩」 があることから、この駅名が着いたそうである。

14年前は下車してスタンプを押したが、今日は列車のなかから、 TrainTrip印を取得させていただく。もちろんこの駅舎を描いたスタンプであった。

15:02、弓削駅に停車。ここで対向列車と列車交換をするために、5分程停車するそうなので、 ちょっと下車してみた。そして駅舎を見て感激した。中国鉄道の開通以来の、 築126年の木造駅舎が現役なのだ。岡山県最古の駅舎だそうである。

駅スタンプがあったので、押すことが出来た。なぜか河童が描かれている。 駅には河童のモニュメントもあった。ここの自治体、久米南町がマスコットキャラクターを 募集したとき、一等になって選ばれたのが、この河童だったそうだ。

ノスタルジー列車はまた、南へと走り出した。小さな小川という感じの、 誕生寺川という川に沿って下っていくと、その川はやがて大きな川と合流する。 瀬戸内海まで注ぐ、旭川である。その流れが見えてくると、次の駅、福渡駅に15:16、到着。 駅名票が、縁起の良い図柄に描かれていて、文字通り、福が渡ってきそうである。

TrainTripには、メダカが描かれていた。 メダカの学校という、岡山県の環境教育センターがあるのだそうだ。

津山線最後のTrainTrip印設置駅は、 その旭川が再び川幅を狭くして谷あいを流れているところにある、牧山駅である。 ここは、押し鉄仲間の方々から、電波が届きにくい場所で、 TrainTrip印の取得に苦労すると聞いていた。 なので、かなり緊張しながら、駅に着いたタイミングでスマホを操作したが、 運よく取得することが出来た。

この駅を降りて、旭川を渡った向こう岸の大久保地区に、 見事なひまわり畑 があるそうで、その様子がスタンプに描かれていた。