まずは12:35発の品川行きに乗って、東京方面へと戻る。ちょっと乗車時間が長いので睡魔に襲われていたが、 なんとか乗換の柏駅で下車できて、13:13発の「代々木上原行き」に乗り換える。そして、13:21、 新松戸駅で下車して、さらに武蔵野線に乗り換える。

武蔵野線はいつも混んでいる印象だが、今日もずいぶんな混雑である。13:23発の府中本町行きに 乗ったが座ることが出来ず、立ったまま外の車窓を眺めて旅を続ける。

一駅で、埼玉県の県庁所在地の、浦和駅に到着。浦和には、東西南北他、8つの浦和とつく駅があるが、 この京浜東北線の浦和駅が、正真正銘の浦和駅である。だが私は今日は、この駅でも降りるわけではなく、 スマホを操作してデジタルスタンプを取得する。

印影はすでに、そこかすろうさんに提供いただいていたが、 Jリーグ浦和レッズの本拠地らしく、サッカーがテーマである。Jリーグは今年2023年で、30周年を迎えるそうだ。 たくさんのクラブチームが根付き、その成果で日本はワールドカップで勝てるようになってきた。 ほんと、継続は力なり、である。

電車はそのまま北に進み、埼玉県で一番大きな街、大宮へ到着、14:19。 なかなか来れなくて、やっとこの駅のデジタルスタンプを取得できる。

印影は、取手さんにすでに頂いていたが、鉄道150年の歴史を語る、１号機関車の図柄である。 大宮には鉄道博物館があり、現在、この機関車の本物は、そこに展示されている。 大宮は、鉄道とともに発展してきた街である。明治までは寒村だったこの地が、 東北本線と上越本線が分かれる場所となり、鉄道整備のための車両基地が作られたことが、 この街の今の繁栄のきっかけであった。だから、鉄道博物館を置くのにふさわしい街なのだ。

15:01、この電車の終点、川越駅に到着。さっそくデジタルスタンプを取得。 すでに印影は、江戸川台さんに頂いていたが、ぜひ自分で取得したいと思っていた。 小江戸と呼ばれる川越の街の風情が描かれた、良いデザインだ。取得できてうれしい。

昔から、街道が集まり、物流が盛んな、川越の街。江戸幕府も川越城を置いて重要視した。 街には多くの蔵が残っており、それが並ぶ姿は壮観である。途中下車をして、ちょっと久しぶりに観光を していきたいところなのだが、今日は残念ながらその時間がない。

（→東京支社印・第31章に続く。)