ミュースカイは常滑から空港線に入り、9:20、中部国際空港駅着。 フライトはお昼なので、まだ十分な時間がある。 中部国際空港、セントレアも久しぶりなので、散策しようと思って、 早めにやってきたのだ。

まずは、新しいのがあるという、空港のスタンプを押しに行く。 ３階出発ロビーの奥の案内所の前に設置されている。
新しいスタンプには「20」の文字がある。

2005年の愛知は、万国博覧会「愛・地球博」が開かれ、大いに盛り上がった年だった。 セントレアは、万博に合わせて開港し、空港内に沢山のお店がオープンしたこともあり、 人気の観光地となり、人がどっと訪れた。私も息子を連れて何度か遊びに来たが、もうあれから20年か。

そしてスタンプ設置場所は、こちらにある 「FLIGHT OF DREAMS」 という商業施設の中だという。暗い入り口から入っていくと、驚く光景が広がっていた。 大きな飛行機が目の前に現れたのだ。ボーイング787形、その初号機であるという。

この機体は2015年にボーイング社からセントレアに寄贈されたのだそうだ。 この施設はこの飛行機を間近で見られる施設として、2018年10月に開館した。 子供たちに大人気だそうであるが、私は初訪問である。いやあ、大迫力だ。

実は、ボーイングの飛行機の部品の35%は日本製で、その多くは、 この愛知県で作られているのである。製造業が強く、自動車産業が有名な愛知県だが、 航空機産業もとてもさかんである。そういうわけで、ここにボーイングの飛行機が展示されているのだ。 最近、アメリカのトランプ大統領は、米国への輸入品に高い関税を掛け、 貿易赤字を減らそうとやっ気だ。しかし、航空機や自動車の部品に関税を掛けたりしたら、 たちまちボーイングやアメリカの自動車会社は困る構造なのだ。 早く見直して欲しいものだ。

さて、いい機会なので、ここで過去のセントレアのスタンプを紹介しておこうと思う。 まずは10年前、開港10周年の、2015年のスタンプである。 左は名鉄の空港駅の記念スタンプ、右が空港案内所のスタンプだ。 名鉄も今年、20周年のスタンプを作ってくれるかなと期待していたのだが、 どうも、なさそうである、残念。

ずっと時間をさかのぼり、開港一周年の2006年の、 名鉄のスタンプラリー印である。 左のスタンプは、特急ミュースカイの各停車駅に設置され、デザインは各駅共通であった。 真ん中は空港駅に、右は空港３階のグッズショップ前に設置されていた。

丸いスタンプと四角いスタンプの２種あり、 両方とも、伊勢湾を埋め立てて作られた空港島から、 飛行機が飛び立っていく姿が描かれていた。

シャチハタ印であったが押す人が多いため、インクがかすれてしまい、 うまく押すことが出来なかったのを覚えている。

その後、常設印は何度か更新されて、デザインも変わって行った。 丸と四角の２種類置かれていることが多い。 四角いスタンプは初代のスタンプの、空港島と飛行機のデザインを踏襲しているが、 丸い方は、セントレアのPRキャラクターを描いたデザインに変わって行った。

私を今回沖縄に連れて行ってくれるのは、ソラシドエアの飛行機。 機種はB737-800、鮮やかな緑のアクセントカラーが良い。SNA121便、ANAとの共同運航だ。 待合室の窓から見ると、すでにボーディングブリッジが繋がっている。