次の埼京線普通列車に乗り、赤羽・北赤羽・浮間船渡と通過して、荒川を渡ると埼玉県。 18:52、今日の最初の目的地、戸田公園駅で下車する。この間相変わらず座れなかったので、 足の痛みは取れない。足を引きずるように歩き、スタンプを探す。
  改札の外に、直径4cmぐらいのちょっと小ぶりなスタンプを発見。これが今回の目的、 大宮支社印である。2002年に館内の30数駅に配置されたとのことである。 図柄は戸田公園の大橋と花火大会である。残念ながら花火をデザインしたベタ の部分の鮮明押印ができなかった。細かいデザインの繊細なスタンプのようで、押印には 気を使いそうだ。

さて、今回は通過するのだが、途中の２つの駅にも大宮支社印が存在しており、 私は過去に押したことがあるので、紹介する。まずは、武蔵浦和駅。武蔵野線と 交差している駅だ。

浦和の駅名は面白い。浦和と駅名に着く駅は、この武蔵浦和以外に、東浦和・西浦和・北浦和・南浦和 の東西南北、そして中浦和と、本家の浦和と揃っている。そのことを面白く伝える 「浦和には７つの駅がある」という タイトルの歌（山本リンダの「ねらい撃ち」の替え歌） が作られたぐらいである。替え歌が作られた時は７駅であったが、さらに浦和美園 なる駅もその後出来て、今は８駅だそうだ。さらに言うと、市町村合併で、浦和市はさいたま市の 一部となって市の名前の方は無くなってしまっており、ちょっと気の毒にさえなってくる。

続いて中浦和駅。浦和七(八？）駅の二つ目である、仕事でこの 駅近くのホテルに泊まったことがあり、その時押したものだ。

絵柄は、埼玉県中央市場と、 別所沼公園。この別所沼は、自然の水がたまった沼だそうで、古くから灌漑用水として重宝されて いたとのことだが、今は、さいたま市民の憩いの場所として整備されているそうである。 武蔵浦和駅のスタンプの図柄、 花と緑の散歩道はこの別所沼公園に行く道を整備した緑道だそうだ。

スタンプの図柄はバラで有名な与野公園と与野七福神。 七福神のそれぞれを祭った神社を、歩いて２，３時間かけて巡る与野七福神は、昔から市民に親しまれている様子である。 与野町は、大宮市・浦和市と合併して「さいたま市」になってしまい、周囲の開発が進み、この駅近くには 高層マンションが次々に建っている。昔の雰囲気とは一変したのではないかと思う。

ここまで来れば、今日の宿泊予定の大宮駅までは、もうすぐだ。もう一度埼京線の列車に乗車する。