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今日はお父さんとお母さんの、１０年目の結婚記念日。
なにか記念になることをしようということで、
お父さんは会社のお休みをもらい、りょう君の学校が終わってから、
前から泊まってみたかった名鉄犬山ホテルに行くことにしました。
電車で３０分。城下町犬山は、名古屋からすぐですね。国宝の犬山城、 明治村、 日本モンキーパーク、リトルワールド、 日本ライン下りなどがある犬山は、昔から名古屋近郊の人気の観光地です。 お父さんとお母さんが結婚するちょっと前の平成８年に、ここに温泉が 掘り当てられて、犬山の魅力がひとつ増えました。
「犬山温泉・白帝の湯」と
名付けられ、今では近隣の５つのホテルで入ることができます。犬山城は、
別名、白帝城と呼ばれています。江戸時代の儒者・荻生徂徠が、李白の
詩の情景にそっくりだということで、名づけたとのこと。三国志に出て
くる城の名前です。この温泉の名前にも、この名前が引き継がれた
わけですね。 今日の目的は、この温泉に入ることです。 |
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ホテルに到着し、さっそくその白帝の湯へ。温泉好きのりょう君は、ゆかたに
着替え、喜んで大浴場へ。ホテルの中もなかなか風情のある作りになっていました。
温泉は少しヌルっとする感じのアルカリ泉質。熱くはありませんが、入って
いると本当に体の芯までポカポカしてきます。もちろん露天風呂もあって、
いい気分でした。この温泉、宿泊しなくても、お昼をホテルに食べに来た人なら
日帰り入浴もできる様です。
温泉の後はお食事。ホテル２階の和食レストラン「有楽」で頂きます。 手をかけた、とてもおいしい料理の数々を頂いてお腹いっぱいになりました。 りょう君には食べきれない程。本当に良い結婚十周年記念日になりました。
「有楽」の名は、織田信長の弟・織田有楽斎にちなんでいます。武人として
よりも、茶人として知られています。有楽斎が作った国宝の茶室、「如庵」が
このホテルのすぐ隣に移築されていて見所のひとつになっています。
犬山城は有楽斎の叔父さん、織田信康が建てた城なので、縁ある場所ですね。
（撮影日：０７．０２．０９） |
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