信州の空 -空から見る信濃の名峰-

飛行機から見る地上の風景は、出張の楽しみの一つである。 06年11月22日(水)朝、出張後泊で新潟空港からセントレアへ飛んだ。 天気が良く、信州の山々の良い写真が撮れたので、ちょっと紹介する。


妙高・黒姫

DHC8-400は、 ふわっと新潟空港を飛び立つと、沿岸沿いに海を見ながら西に向かう。雪山が見えてきた と思うと、それが 妙高(右)・ 黒姫(左)の辺り山々だ。20年ほど前・学生の頃、 自転車で黒姫の山ろくを登り戸隠 方面へ友達と2人上ったことがある。その道はどこかと探したくなる。秋まっさかりで 山は紅葉に輝き、山の頂には雪があったっけ。ちょうど今頃の雰囲気だが、あの時は11月の始め で、今日より半月ほど早かった。今年はちょっと秋がくるのが遅いようである。

北アルプス

20年前の自転車の旅では、戸隠から鬼無里村、そして標高1100m峰方峠へ上った。 峠のトンネルを抜けたら、向こう側に真っ白な 北アルプス が眼前に広がり感動したっけ。
空から見る 戸隠村鬼無里村 は今日は雲海の下。さて白い北アルプスが見えてきた。あの時見た山々を 空から見下ろしていて角度が異なるわけだが、なんだか同じ風景を再び見せてもらっているような印象。 神々しいとしか言いようがない。戸隠村も鬼無里村も、市町村合併で 今は長野市だけれども、空から見れば変わりはない。



乗鞍岳

北アルプス上空を飛び、剣岳や焼岳、上高地はどこかな と見ているうちに、一度雪の連山が消える。次に 見えてくる白い山は、稜線の形が少し優しい、 乗鞍岳だ。 こんな風に雪が積もる季節には閉鎖になるが、頂上近く までドライブウエイが伸びている。20年ほど前に私も 友達とドライブで登ったことがある。今はそのドライブウエイ、 環境保全のためマイカー乗り入れ禁止になり、 代替バス で行くように変った。これはいいことだと思う。 ここは今は、岐阜県高山市だ。

御嶽山

次に見えてきたのが、 木曽の御嶽山 。修験道の修行の場として、古くから信仰を集めてきた。 名古屋の我が家からも、冬の天気のいい日に北の 方を見ると、雄雄しい姿を見ることができる。 十年前、自転車の仲間とふもとの 木曽福島の町から 地蔵峠を越えて、開田高原へ登ったことがある。 地蔵峠の上から見た迫力の御岳山が忘れられないが、 その山が今、眼下に輝いている。
  そんな空中散歩を1時間して、セントレアへ。 なんとも飛行機というのは、贅沢な乗り物である。



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