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長い恵那山トンネルを抜けると、信濃である。2012年3月21日(水)。春は名のみの風の寒さよ、
信濃の春は遅い。伊那谷の山々にはまだまだ雪が多く残っている。
高速バスを降りて、迎えに来て頂いた車に乗り換える。信州にはいくつもお客様があり、
しばらくご無沙汰な所もあるので、今回は何か所かご訪問することにした。次の方向性
を考えるときは、お客様の声を聴きに行くのが一番近道である。
そのための、早春の信濃の旅。
午前中に一軒目の訪問を終える。午後に別のお客様を訪問するため、 北アルプスの山々を眺めながら高速道路を北上する。姨捨のサービスエリア で昼を食べる。眼下に見下ろす善光寺平には、まだ平地にも雪が残っている。 また南下して、上田方面へ。やがて右手に浅間山が見えてきた。 二軒目のお客様の訪問も終えると、日が暮れた。明日も他のお客様を回る 予定なので、今日の宿のある上田の街へ。 新幹線の立派な駅が出来て駅前の空間が広がり、印象が変わった 上田の街。 だが、駅前広場の 真田幸村像 だけは変わらない。ずいぶん前から通っているが、もう何度目だろうか。 流石に信濃の３月、底冷えしてきた。駅前の地下にある居酒屋へ入る。 |
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わさびの効いた野沢菜と、馬刺しをつまみに、そば湯で割った
そば焼酎
で一杯やれば、体が温まる。やがて明日のために合流するメンバーが新幹線
で到着。４人集まり、にぎやかにいろいろ話せて、楽しかった。
シメは馬肉うどん
を頂いてみた。これが肉が柔らかくて、とても美味かった。 翌3月22日、雪をかぶった浅間山をまじかに見ながら、小諸方面のお客様を訪問。 お昼は小諸駅にほど近い、老舗、 草笛本店に入って蕎麦を頂く。 昨日から信州グルメ三昧であるが、訪問先のお客様からは結構厳しいご意見も 頂いているので、このささやかな出張の楽しみは、許して頂きたい。 午後もお客様を訪問し、夕刻、上田駅へ戻る。長野新幹線のホームに上がる階段
には、六紋銭の旗印の下、真田十勇士
を描いた幟が並んでいる。長野新幹線に
乗り、また雪の山々を眺めながら帰途に着く。名古屋へ戻る、特急しなのの車内
では疲れもあって、良く眠れた。 |
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