|
2015年12月11日(金）、神戸に出張。
妻が、この機会に親戚のお年寄りのお見舞いに行きたいと言うので、
夜、三宮のホテルで合流した。ちょうど開催されているルミナリエを二人で見物する。
阪神大震災復興を願い始まったこの行事も、もう20年。久しぶりに見たが、復興の願いは、今も光となって輝いている。
さて20:00までに急いでホテルに戻らないと。というのも今夜は、フィギュアスケートグランプリファイナルの 放送があるのだ。最近すっかりフィギュアに嵌っている私たち夫婦は、毎週末放送に釘づけなのだ。今夜もホテルの テレビを、手に汗を握りながら見る。羽生結弦選手が素晴らしい！二週間前のNHK杯で自身が出した史上最高得点を、 今夜のショートプログラムでさら更新する圧巻の演技。これは明後日のフリープログラムに、ますます期待が高まる。 翌12月12日(土）、こんな私たち夫婦が神戸で訪問していこうと思ったのが、阪急・御影駅からほど近い、 弓弦羽（ゆづるは）神社。 名前が羽生選手に似ているという縁で、最近フィギュアスケートファンが殺到しているらしい。 ご本人も何度か参拝に来ているそうだ。 最初に参拝されたのは、東日本大震災の４か月後とか。地元仙台の練習場所が使えず競技を続けていくことも難しかった時、 訪づれた神戸は、同じく震災から復興した地。何か縁を感じるこの社に、彼は真剣に願いを懸けたろう。 |
|
御影駅で降り、少し歩くと弓弦羽神社の鳥居がある。神社の背後に、紅葉した六甲山の山並みが見える。
六甲山は別名、弓弦羽嶽（ゆづるはだけ）とも言う。その昔神功皇后が、ここに熊野大神を祀って弓矢甲冑を奉納したところ、
戦に勝ったという伝説がある。それが六甲山の名前の由来であり、ここはそんな、とても古い社なのだ。
さっそく、羽生選手のグランプリファイナル優勝と、私たち夫婦の小さな幸せを願って参拝する。
傍らには山の様に絵馬が奉納されていて、ほとんどが羽生選手を応援する内容だ。
羽生選手の似顔絵の書かれた絵馬には、中国語で願いが書かれている。すごい人気である。 |
|
