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満天の星、天の川。夢民村ＹＨの夜。ログハウスから外に作られたテ ラスに出て、電気を消してみんなで星を見る。きっと明日もいい天気だ ろう。朝は近くの牧場の馬のいななきで起こされる。とても素敵な場所 だった。さて、今日8/4はこの旅を終えて、札幌でカムイの仲間と飲み会 の予定だ。元気に出発しよう。目的地の苫小牧までは、約５０ｋｍ。 まずは門別の駅で、既に不要になったサイドバックを宅急便で送り返 した。これでずいぶん軽くなったので、足どりも軽やかである。あっと いうまに沙流川を渡り、富川を過ぎ、日高支庁を抜けて胆振支庁に入る。 鵡川の街で無くなってしまった富内線に思いを馳せたが、駅が新しくな ってその面影もない。あとは海岸線を行くばかり。しかし、私の２０万 分の１の地図が古かったためか、国道を離れて海沿いの道を進んでみた ら、まったく道が無くなってしまって、５ｋｍも戻ったりした。さすが 勇払原野と、そんなことに感心した。今日はすれ違うサイクリストが一 番多い。天気のいいせいなのだろうか。サインを交わして行きすぎる。 私の襟裳岬３００ｋｍツーリングは終わりを迎えていた。今いよいよ 国道３６号、千歳〜苫小牧の線につながる、沼の端駅の近くにきた。 ここまで４０ｋｍ。１２時なので、まずはカツ丼を食べて、それからど うしようかと考えた。このまま苫小牧の街に行くのも、なにか人混みが イヤな感じなので、私は北上して、ウトナイ湖のほとり、植苗駅をこの 旅の終点に選んだ。国道３６号線は、５年前に走ったなつかしい道。ウ トナイ湖は野鳥のサンクチュアリとして知られている。湖のほとりで一 服しえ、植苗駅へ。国道からはずれると、静寂な森だ。美々川の流れも 美しい。植苗駅は無人であった。３０分後に札幌行きが有ることがわか り、急いで輪行を行った。無事、３００ｋｍの襟裳岬ツーリングを成功 させることが出来た。満足感が沸いてきて、札幌までの電車の中では睡 魔におそわれた。 |
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午後７時。札幌駅でカムイ（FCYCLOの北海道部隊）メンバーと待ち合 わせ。カムイの看板を持ったのがのがさんを発見して、ご挨拶。皆さん の所にいってみると、びっくりするような人数。私は２、３人だと思っ ていたのに。迎撃オフをされる側としては、恐縮してしまう。さっそく タクシーで、苗穂にある札幌ビール園にいく。すごい人。でもこのため にこの旅では酒を断っていたんだ。今日は飲むぞお！と思っていた。カ ムイ札幌のメンバーは皆さんすごく明るくて、懐が深い方ばかりのよう な気がした。どら８さん、のがのがさん、ＯＡＫさん、種yanさん、た くみ隊長、Tennさん...まだまだ皆さん...通信の世界で文章だけで見知 っていた方がここにいるというのは不思議な感じ。とてもうれしい。 パソコン通信していて良かったなと思う。そしてビールとジンギスカン がお腹にありがたかった。充足感に浸った素敵な夜。カムイのみなさん ありがとう。門限ありの札幌ハウスＹＨに泊まったことを、ちょっと後 悔していた私であった。 |
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