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りょう君が２年連続で行きたいと言った温泉地
今年の夏休みはどうしようか？と家族で相談したとき、りょう君がどうしても行きたい と言ったのは、去年の夏休みに行った湯谷温泉。去年、よほど楽しかったようです。 リクエストに答えて、２年連続で出かけることにしました。 湯谷温泉は豊橋から飯田線の列車で約１時間の豊川の清流に面した温泉街。１３００年の 歴史を持ち、かの長篠の戦で傷ついた兵たちも、ここで湯治をしたのだとか。 渓谷美もすばらしく、川遊びもできます。 今年泊ることにしたのは、「湯の風ＨＡＺＵ」という旅館。はづグループという、湯谷温泉を 中心に６件の旅館を持っている会社の１館。湯谷温泉には３つの旅館があるようです。 ここの自慢は、川に面した野趣あふれる露天風呂。「落葉の湯」は本当に落葉 が落ちてきそう。木に包まれているようなお風呂で、夏は緑がまぶしいです。内湯の 「馬の背湯」の湯船は木でできていて、とても癒されます。こんなお風呂が好きなりょう君。 実にうれしそうでした。 |
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川沿いの道はちょっとした探検気分
夕食までのひととき、りょう君と旅館近くを散歩しました。 「あ、カニがいるよ！」とりょう君。小さな赤いサワガニ でした。「サワガニは川にいるカニなんだけど、きれいな川にしかいないんだよ」 などと教えながら、川沿いの「ささやきの小径」へ。 前を流れる宇連川は、川底に硬い岩があって、それが長い年月で削られて、 今のような風景になっています。川底に板を敷いたようなので、「板敷川」という 別名があります。２分も歩くと「湯谷大滝」の近くへ。水がごうごうと音を立てて すべるように流れ落ちていて、迫力があります。岩の間をくぐったり、細い石の 橋を渡ったり、ちょっとした探検気分です。
旅館に戻ったりょう君。お母さんに、探検してきたよ、岩のトンネルがあったよ、
と、うれしそうに報告しておりました。
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