桃厳寺 -名古屋大仏-


緑深い信長の父の菩提寺

地下鉄東山線・本山駅から四谷通りを少し南へ。 緑深いお寺があります。東山弁天・桃厳寺。 桃厳とは、織田信長の父、信秀の法名。

この寺は、信長の弟、信行が父の菩提を弔うため に建てたもの。山門は竜宮城の入口の様な 形をしていて、この寺が弁天様を祭っていること を示しています。山門を入ったすぐ左に、信秀公 の墓の五輪塔が建っています。
夏は、とても緑が鮮やかに感じます。

人知れず、名古屋大仏

このお寺には、寝姿の弁天様が祭ってあるほか、 かなり怪しい感じの秘仏がいろいろあることでも 知られています。もともと人をびっくりさせる のがお好きな寺のようです。その極めつけは、10m もの高さに及ぶ、人呼んで「名古屋大仏」。 本堂の参拝を済ませて墓地への階段を下りようと すると、ふと現れます。
「うわあすごい、この人、神様?」とりょう君。 しばし訳がわからず見入ってしまいました。



この大仏さん、お父さんが学生の時には頭だけだったです。 88年の名古屋オリンピックにあわせて開眼する予定だった のが、オリンピックがこなかったので延期になっているんだ、 と聞いていましたが、本当だったのでしょうか?ともかく その後、無事完成したのですね。きっといろいろ 紆余曲折があったのでしょう。今でもあまり知られていない 「名古屋大仏」さんです。
(撮影日:04.07.11)

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