新幹線に乗っていると、岐阜羽島駅近くで気になる 建物が見えます。弧を描く巨大な太陽電池のパネル。 長さ３００ｍ、高さ３０ｍ。三洋電機の工場に設置された、 ソーラーアークです。
一般公開されていることを知り、行ってみました。 岐阜羽島駅からタクシーで５分。長良川を渡ってすぐ です。太陽の光で電気を作っているんだよと、りょう君 に説明したものの、わかってくれたかな？

建物の中に、ソーラーラボという科学館が 作られています。ここで太陽の恵みや、エネルギー について、環境保護について、いろいろ展示 してあります。太陽発電はクリーンエネルギー としてずいぶん昔から注目されています。 ソーラーアークからできる電力は一般家庭200世帯 分だそうです。太陽電池は、どこまでエネルギー 変換効率を上げられるかがポイントで、今も 研究が続けられています。

説明員のお姉さんが、建物について丁寧に教えてくれました。 ソーラーアークの下には噴水があります。電解水を使って いるため、微生物が発生しないそうで、さわってごらんと 言われて、りょう君、水を触ってみました。「ぬるぬるしない」 とのこと。この技術が三洋電機の「洗剤を使わない洗濯機」に 応用されているんだそうです。

ソーラーラボには、面白いコーナーが いろいろ。太陽電池で自動的にずっと 動いているロボットアームを、りょう君は 不思議そうに見てました。

でも、実は一番りょう君が楽しんでいたのは、 行き返りの新幹線。一日で７００系・３００系 に乗れてご機嫌。ぜいたくな散歩でした。
（撮影日：０４．０３．１３）