名古屋の町の成立ちは、徳川幕府が名古屋城を築城 したことに始まります。築城にあたり、城の堀に水 を入れるため、庄内川から堀をうがち、城を通って 熱田まで注ぐ堀川が作られました。庄内川から名古屋城 までの部分は特に区別して黒川と呼びます。 御用水緑道は、黒川の両側に続く２ｋｍ程の桜並木で、 遊歩道が整備されています。名古屋の町の成り立ちの 歴史を感じながら、散策できる桜の名所です。

「尾張名古屋は城で持つ」と言われる名古屋の シンボル、名古屋城。金の鯱も良いですが、桜の名所と しても見事です。天下普請で作られた巨大な 石垣の上に続く桜並木。すばらしいです。 歴史を感じながら、お花見はいかがでしょうか。

蛇池公園は、西区にあります。その昔、この公園の池に、 大蛇が住んでいるといううわさが流れました。 時の領主・織田信長は、「そんなのは迷信だ！」と言い放ち、 池の水を全部抜かせて、大蛇がいるかどうか確かめさせた といいます。いわゆる、「蛇替え伝説」。信長が、古い思想や 迷信にとらわれない人だったという逸話として伝わっています。 桜並木は近くの洗堰という、明治時代の治水工事の堤防の 上に並んでいます。老木・巨木が多く、見ごたえのある桜 の名所です。

我が家から近い小幡緑地は、とても広い緑いっぱい の公園です。どこまで行っても緑が続いている様な 感じです。桜の木も多くて、お花見ができるスペース がたくさんあります。これは息子のりょう君が小さ かった頃の写真です。思い出の一枚。

名古屋の水道は、はるばる木曽川から取水し、埋設した 水道管で運ばれてきます。この水道管の上は緑道として 整備されています。これが、すいどう道緑道。我が家の そばを通っています。桜並木があり、一番身近な我が家 のお花見場所です。特に途中にある西浦市場公園は、 周囲すべてを桜に囲まれていて、すばらしいです。

我が家から矢田川を渡った向こう側にある、 木ケ崎公園も、よくお花見に行く場所です。 子供が遊べる遊具がいっぱいありますので、 りょう君お気に入りの公園です。江戸時代まで、 この木が崎公園の山と、矢田川を渡った守山側の 山は続いていたらしいのですが、ある年洪水で 真ん中が決壊して、２つに分かれたとか。矢田川 は今はゆったり流れているのですが、暴れ川に なることもあったのですね。

守山区の一番東北にあたり、名古屋市で一番高い山である 東山谷。その近くに東谷山フルーツパークがあります。 ＪＲ高蔵寺駅から、ゆとりーとラインのバスが便利。 ここの見ものは、見事なしだれ桜。ソメイヨシノよりちょっと 後に咲きます。りょう君が小さいとき、おばあちゃんと行った ときの写真です。思い出の一枚です。

長久手町から名東区を流れ、矢田川に注ぐ香流川。 その昔小牧・長久手の合戦の時は多くの武者の血が 流れ、血流川と言われたとか。文字が転じて 香流川となったのだとか。この川の両側にはサイクリング ロードが整備され、さらにずっと桜並木になって います。お父さんが子供の頃は木も小さかったのですが 今では立派になり、圧倒される程です。暖かい 春の日差しを浴びながらのサイクリング、最高ですよ。

戦争で焼けた名古屋の町を再興するとき、市内に あった墓地を一箇所に集約しようという画期的な ことが行われました。それが平和公園。見渡す 限り墓石が並んでいます。ここも桜の名所で、 お花見スペースがあり、名古屋市民に愛されています。 ご先祖様と一緒にお花見、でしょうか。

愛・地球博のアクセス鉄道、リニアモータカー・リニモ の接続駅として注目された藤が丘駅。この周辺も桜の木 が多いです。藤が丘はお父さんが子供の頃に開発された 新興住宅街の町で、町ができたときにたくさんの桜が 植えられたのです。今では立派に木が成長し、見ごたえ があります。

鶴舞公園というと、お父さんは会社の人と花見に 行く場所、というイメージです。いつも夜桜見物に なります。写真の建物は名古屋市公会堂。古い建物 で、こうしてライトアップされて夜桜と組み合わせると いいですねえ。夜桜見物は結構寒いものなので、一枚 羽織って、風邪を引かないように気をつけて。

名古屋の桜の名所は川沿いに多いみたいですね。 治水をし、堤防を作るときに植えた桜が、時を 経て立派に成長した姿、という場合が多いようです。 その代表格が、この山崎川の桜。管状運転される ようになった地下鉄名城線で、我が家からも手軽に行いける ようになりました。瑞穂運動場駅を降りるとすぐです。