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五条川の桜並木は、尾張地方屈指の桜の名所です。４月８日、満開の桜を、
おばあちゃんとりょう君と３人で見に行くことにしました。
名鉄犬山線・岩倉駅で下車。下車したお客さんは皆、桜並木が目当てです。
川の両岸に、枝ぶりも見事なソメイヨシノが、ずっと並んでいます。満開
の花は川の水に届いてしまいそうなほど垂れ、今にもこぼれそう。なんとも美しい
です。犬山から岩倉、清洲と流れる五条川、ほとんど川岸はすべて桜並木
と言ってもよいぐらいで、延々とこの調子で続いています。
たくさんの出店も出ています。おばあちゃんが、つくね・串かつ・焼きそば ・コロッケ・みたらし団子と、豪快にいっぱい買ってきたので、桜祭り 特設の「お祭り広場」の椅子に腰をかけて、３人でゆっくりと花を眺めながら食べました。 ああ、日本人に生まれてよかったですねえ。りょう君にも、花見の風流が十分 伝わったことと思います。 さて、この岩倉の町、今年のＮＨＫ大河ドラマ「功名が辻」の主人公、山内一豊公 との縁で、売出し中です。 |
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のちに土佐一国の大名になった、山内一豊公は、この岩倉にあった
織田家の城、岩倉城に仕える家老の家柄だったそうです。一豊公自身、
岩倉で生まれたと言われ、このお祭り広場のすぐ横に、「一豊公
出生地」の碑があります。なので右のような「顔出し看板」も設置
されていて、なんとか届いた、りょう君の顔。
岩倉城は、織田氏の内紛の中、かの信長に攻められ落城。一豊公は父や 兄を失い浪々の身に。しかし成人して親の仇・信長や、その 後の天下人・秀吉・家康に仕えて出世、女房・千代の力もあって最後は 一国一城の主になったというお話は、ご存知の通り。その一豊公にちなんで、 十年前に五条川に掛けられた「一豊橋」があります。 この橋の上から満開の桜を眺めると、さてお父さんはまだ出世できる ものかな、などと考えたりして。
近くには、岩倉名産の鯉のぼり製作の作業場がありました。
冬の寒い日、五条川で鯉のぼりを洗う姿も、風物詩のひとつになっています。
岩倉の町の心のふるさと、五条川です。（撮影日：０６．０４．０８） |
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