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2012年8月27日(月）、午後4時過ぎ。とても残暑厳しい日である。
埼玉出張を終えた私は、東武伊勢崎線の急行列車に乗っていた。
今日はあとは、名古屋に帰るだけだ。
この路線は営団地下鉄日比谷線に乗り入れて、上野まで行けるから、
そこからJRに乗り換えて、名古屋まで帰ろうかと思っていた。 電車の中に居ても強い日差しを感じる。荒川を渡るとき、車窓に 東京スカイツリーが見えて来た。そういえば、東武伊勢崎線のはずの この路線、駅の表示が 「東武スカイツリーライン」に変わっていたっけ。 路線名まで変えなくても良いような気がするが、どうか？ と、スカイツリーを眺めているうちに「寄り道の虫」がうずき出した。 もう夏休みも終わりだし、月曜日だし、夕方だし、こりゃスカイツリーも この時間なら混雑していないのじゃないか？チャンスかも、と思ったのである。 そこで北千住で降りるはずの列車を、次の曳舟駅まで乗ることにした。そこで浅草行の 普通列車に乗り換えると、車窓のスカイツリーがどんどん大きくなって、 真上を見上げないといけなくなってきた時、「とうきょうスカイツリー駅」に着いた。 昔は、業平橋、と言った駅だ。 |
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駅に降りた時点で、誤算に気が付いた。そんなに混んでいないはずと思っていた
周辺は、私の予想をはるかに超える人だかり。真上にカメラや携帯を向けて、
スカイツリーを写真に納める人・人・人。エスカレータで何階分か上がっていくと、
ソラマチ
という商業施設に、また人・人・人。
ようやく当日入場券の売り場にたどり着いたと思ったら、まずは整理券を入手 する必要があるようだ。だが、配られていた整理券は19:00〜19:30に入場できる もの。なんと軽く2時間以上待たないといけないようだ。 今日は酷く暑くて、ちょっと頭がクラクラしてきた。私はあきらめて、駅に引き返すことにした。 東武電車に乗って隅田川を渡り、浅草へ。吾妻橋のたもとに行ってみると、アサヒビール の変な形のオブジェの隣に、スカイツリーも並んで、ますます変な風景になっていた。 近くのビルの温度表示を見たら、３７度とあった。どうりで暑いわけである。 この日私は、名古屋に帰ったあと、夏バテ・熱中症的になっていて気分が悪く、氷枕で 頭を冷やして寝る羽目になった。スカイツリーに寄ったのは、明らかに失敗だった。 新東京名所・東京スカイツリー は、まだ「出張の寄り道」で扱える程、簡単に行ける 場所ではないようだ。出直します。
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