お台場 -大江戸温泉物語で癒される-


私にとってお台場は、何度も足を運んでいる「仕事場」、 である。国際展示場ビックサイト で行われる展示会で説明員をしたり、 市場調査をしたり、年に何度か必ず仕事にやってくる。 必ず広い会場を歩き回るので、だいたいいつもヘトヘト になってしまう。しかし周りは新しい変な形の建物ばかり。 綺麗だけどゆっくり滞在しようっていう気にならない 場所というイメージである。でもそんなお台場に、 癒しスポットとして温泉が出来たと聞き、行ってみることにした。

04年11月6日(土)、展示会の一日が終わって皆でもんじゃ焼きを 食べた後、部下のY君を誘い、「ゆりかもめ」を 「テレコムセンター」で降りる。少し歩くと、時代がかった 大きな建物が見えてきた。 「大江戸温泉物語」という。

横には、「綱吉の湯」の看板が。 ここはワンちゃん専用のお風呂だってさ。おどろいたね、てやんでえ。 川越城の御殿のような建物に入ると、ちょんまげをした案内員の お兄さんに「どうぞ」と声をかけられる。入場料を払うと、奥の「越後屋」に 通され、浴衣を選んでくださいとのこと。私は「力士雷電為衛兵門」の図柄、 Y君は「遠山の金さんの桜吹雪」の浮世絵絵柄の浴衣を選び、更衣室で着替える。

浴衣姿で奥に進むと、おどろいたね、てやんでえ。

内部は江戸の町並みを再現したテーマパークで、食事をしたり、 マッサージをしてもらったり、おみやげ物を買ったりできる場所になっている。 東京新名所なので若いお姉さんも多く、それが浴衣姿で歩いてらっしゃるので どうにもいい雰囲気じゃない。ああ来てよかったねと、Y君と2人ほくそえむ。

でもまずはお風呂でしょう、というわけで、温泉に入ることにした。 そんなに大きくはないけれど、ちゃんと露天風呂もあった。 一日立ちっぱなしでの説明員の仕事で疲れた足が癒されるねえ。 天然温泉で、少し赤い色がして、しょっぱい味がする。東京湾の海水が まざっているのかな? このお風呂には、他に 「参勤交代の湯」と言って、全国各地の(大名の?)湯を 持ってきていろいろ楽しめるという湯船もある。アイデアはいいけれども、 昨今の「温泉詐称疑惑」問題の影響か、うまく参勤交代できてないよう でありんす。

さて、風呂上り。「八百八町」というフードコートで、 私は冷たいうどんを、Y君はカキ氷を注文。相変わらずお姉さん方 の浴衣に見とれていい気分に浸って雑談していたら、時間を忘れて しまいそうになる。よし!今日はこれぐらいで帰るぞ、べらぼうめ。 入場料1980円、高いか安いか難しいけど、とにかく一度行く価値あり。

展示会説明員も残り2日。
これで最後まで頑張れそうだね。




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