武蔵小杉 -タワーマンションにょきにょき-

2019年7月12日(金)、新幹線で新横浜に降り、横浜線に乗り換えて一駅、菊名駅へ。 更にここから東急東横線に乗り換えて、今日仕事をする武蔵小杉へ向かう。 駅前に降り立つと、いくつもいくつも天に向かってにょきにょくとそそり立つ、 タワーマンションが圧巻である。新幹線から幾度も眺めてきたが、この街の発展は凄い。 20年ほど前に一度、仕事で来た記憶があるが、こんなマンションは一つもなかった のではなかろうか。

武蔵小杉がこんなに急に発展した要因。 ひとつは駅近くのエリアにいくつもあった大きな工場が、バブル後の不景気の時代に次々移転して空き地ができたこと。 もうひとつは東急東横線とJR南武線が交わり、もともと交通が便利だったことだ。 この将来性に目を向けて、川崎市が再開発事業を行い、あっという間にこのようになったというわけだ。 その後、JR横須賀線の駅も開業し、ますます便利に。 いまや新宿・池袋・東京・川崎・横浜へと、どこへでも電車一本で簡単に行けるようになった。 住みたい街ランキングではいつも関東で上位だ。

新しい街ができると破壊に来るという伝説のゴジラも、映画「シン・ゴジラ」 ではこれらのタワーマンションに襲い掛かっていた。でもマンションの高さがゴジラより高くて、なかなか手こずっていたっけ。

タワーマンションの足元には、緑の公園がある。駅周辺にはたくさんの店が並び、私が昼食をとるのに困りはしない。 駅の向こう側には、もともとの古い商店街も残っているらしい。 そこには下町風情も、まだあるらしい。なかなか、良い街ではないか。

パスタとコーヒーの昼食を食べ終わり、駅前へ。 いろいろ紙の資料など荷物があるので、タクシーを拾い、ちょっと離れた場所にある仕事場へ向かう。 雨が降り出した。雨粒で曇る窓の向こうで、タワーマンションが霞む。 さて、今日はどんな仕事になりますか。


戻る