2007年3月26日(月)、昼からの仕事の打合せに東京に来た私は、どこで お昼を食べようかと、東京駅から中央線に乗った。水道橋の駅に近づく と、東京ドーム が見えてきた。そういえば行ったことがなかったな、と 思い、下車してドームに近き、少し歩いてみた。ドームの一角に野球を する選手のレリーフがいっぱいの一角を見つけた。それが 野球殿堂博物館 であった。

日本のプロ野球は、戦前の昭和９年・アメリカ大リーグ選抜チーム として来日したベーブルースらと戦った時の、日本選手を中心にして 設立された。戦争中は途絶えたが、戦後は川上・青田・長島・王など の活躍で大人気、高度経済成長を続ける日本では、なくてはならない 庶民の娯楽だった。この野球博物館には、「野球の殿堂」と言うのが あって、日本の野球発展に貢献した名選手や関係者をたたえている。

あまり熱心な野球ファンではない私だが、少年の頃、長島の引退試合のセリフ、 「巨人軍は永久に不滅です」を生中継で見て感動したものだ。 九連覇を達成し圧倒的な強さを誇ってい巨人。そのころは 私も巨人ファンだった。しかし1975年、中日が十連覇を阻止し長島 が引退。マウンドに立っていたのは星野仙一だった。月日が流れ、 ナゴヤドームが家の窓から見えるような所に住むようになった私は、 完全な中日ファンになり、星野監督率いる中日が、韓国から来た三 選手の活躍で優勝した1999年などは、そうとう入れ込んだっけ。

でもその後は、あまりナイター中継を見なくなってしまった。 仕事が忙しくなって、そういう時間に帰れなくなった、という こともあるが、やっぱり主力選手がみんな大リーグに行ってしまった のが大きい。オリンピックやサッカーや、今じゃフィギュアスケート が一番のお気に入りだし、スポーツも幅広くなったしね。
  でも、あのＷＢＣの世界一は本当に久しぶりに感動したね。 やっぱり野球って良いなあって思ったよ。もうすぐ今年も 開幕だね、がんばれプロ野球！

博物館の隣の店でうどんをすすり、後楽園駅から地下鉄に乗って、 午後の仕事の会議に向かった。