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2010年2月。この２週間というもの、バンクーバーオリンピックのテレビ中継に
釘づけの私である。特に女子フィギュアスケートは、私の地元、愛知県出身の
浅田・安藤・鈴木の３選手と、韓国キム・ヨナ選手の対決
という構図、注目である。2月24日に行われたショートプログラムも素晴らしかったが、
2月26日(金）、日本時間のお昼、いよいよフリーの演技で最終決戦である。
こういう日に、私はまたまた東京出張である。新幹線に乗りながらもオリンピック が気になって仕方がなかった。ワンセグＴＶなんて要らないと思っていたが、今日は持ってない 事を後悔した。12:30、東京着。いよいよフリー演技の中継時間である、ああ、見たい！ そうだ、このまま秋葉原に行こう！そう決めた私は、京浜東北線に乗り換え、秋葉原へ。 電気街に行けば、大画面の液晶ＴＶで、中継が見られるのでは？ |
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まずは、牛丼の松屋に入って、さっとお昼を済ます。
今日の仕事の会議が午後２時からで良かった。しかもここから場所が近い
のがありがたい。
さて、液晶ＴＶを探さないと。石丸電気さんの前を通りがかると、 たくさんの人が街頭に置かれた大画面液晶ＴＶのスケート中継に見入っている。 みんな考えることは同じのようである。残念ながら鈴木選手の演技に 間に合わなかったが、最終滑走のグループはこれからだ。店員さんは どんどん集まってくる、私のような「オリンピックが見たいだけのお客」 をさばきながら、苦笑気味。この人だかりの状況を取材に来たＴＶ局の 姿までがある、流石は秋葉原だ。人が多くなってきて、小雨も降り出した。 「２階でもやってますからどうぞ！」という店員さんの案内で、ありがたくも ２階のＴＶ売り場で中継を見られることになった。 さて、いよいよだ。まずは安藤美姫選手、妖艶なクレオパトラを見事に演じきる。 次にキム・ヨナ選手。完璧な演技に周囲からため息が漏れる、これはすごい。 そしていよいよ我らの浅田真央選手！２回のトリプルアクセルを見事に決めて、 これはいけると力が入った。しかしそのあと、不運にもシューズのエッジに氷に 引っ掛かる。ああっ！と周りから悲鳴に近いどよめき。でも真央ちゃん、良くやったよ！ 頑張ったよ！目頭が熱くなったよ！ 浅田選手の得点が出たのが13:40。メダルの行くえが気になり、残るカナダの ロシェットと、アメリカ長州選手も見たかったが、それでは仕事に遅れてしまう。 私はタクシーに乗り、会議場所へと飛ばしてもらった。会議にはちゃんと間に合い、 予定通り議題をこなした。浅田選手が銀メダルと知ったのは、会議の後だった。素晴らしい演技を ありがとう！堂々と、胸を張って名古屋へ帰って来てください。貴女は名古屋の誇りです。 |
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