喫茶マウイに吸い込まれる

　　８月２日。今日、のんこさんと私は、午後小豆島に行こうと思って
いる。朝電話を掛けたら、当日なのに、小豆島の国民休暇村がとれて
しまった。ラッキーである。うらんちゃんは午後、出田さんとデート？
かどうかしらないが、ちょっと旅行の計画の建て直しのため、相談する
という事になっていた。ま、午前中は３人とも予定無し。

　じゃあ、というわけで、ＹＨの前の四国村へ。祖谷渓のかづら橋の
再現や、紙すきの家など、四国の田舎を感じられる古い家がたくさん
移築されている。おもしろい所だ。ＹＨに戻ってきても、まだ１０時
なので、屋島一周（約１０ｋｍ）をしようという事になった。
ＹＨから右回りに走り出す。

　海岸が近くなってきた。ちょっと広めの水路は、今潮が引いていて、
干潟のようになっている。みると、いるいる、カニがいっぱい。片方の
はさみが大きいから、シオマネキのたぐいかな。そう言っているうちに
道が少し坂に上り、林の中の道になり、左手にずっと海を望むようにな
る。瀬戸内海にうかぶのは、女木島、男木島。後方に高松の港が見える。
これはいいポタリングコースであるな、と気持ちよく走っていける。
前方から自転車が来た。挨拶しようとすると、その自転車は、ひもをつ
けて、自動車のタイヤを引きずっている。げ、プロのトレーニングかあ、
あんなことしてナニが楽しいんだよお、と信じられなかった。(^_^;)

　長崎の鼻というのが、屋島の海に着きだしたところ。そこを回ると
半周終わったことになる。海に降りていくところがあったので、下って
海岸へ。瀬戸内の海は静かでおだやかだ。この辺りは別荘地のようで、
会社の研修施設などが目立つ。一年中暖かくて良いところだろうなあ。
海岸で雑談していたら、暑くなってしまった。どこかで氷を食べたいな、
と思っていると、前方にいかにもコケティッシュな喫茶店を発見。
その名も、マウイ。店はハワイの雰囲気を醸し出している。
すいこまれるようにその店に入り、さっそくソーダフロートを注文した。

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