予土線に乗って
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宇和島駅に戻ろうと、歩いている。道ばたの八百屋に、１００円の スイカ発見。スイカ大好物の私は、思案した。 ”日本最後の清流、四万十川でスイカを冷やして食べるう〜(~o~)/" それが私の長年の夢だったからである。すでに松山のコンビニで、 果物ナイフを購入済みであった(^_^;)しかし、ここで買っては荷物に 成りすぎる。がまんがまん。 宇和島のアーケード街には、大漁旗がたくさん飾ってあって、いか にも海の町という風情である。風鈴の音の響く駅に戻り列車をまつ。 すごい混雑している。だいたいこの予土線の列車、１両きり。 大きな荷物を抱えた私たち２人は、たちんぼであった。車内には高校 生が多いので、そのうち降りるだろ、とたかをくくっていたのだが、 これがとんでも無かった。宇和島の町からずいぶん登り、もはや四万 十川水系の支流吉野川の流域に入っても、けっこう広い盆地が続き、 田圃があり家がある。ずっと愛媛県である。越境入学はないだろうか ら、高知県に入ったらすくのでは無いか？と思った。果たしてその通 りだったのだが、すでに降りる江川崎駅の２つ手前まで来てしまって いた。やっと腰を下ろし、吉野川の流れを見る。だんだんきれいな川に なってきた。おお、橋の下では子供が泳いでいるぞ。 高知県・西土佐村・江川崎駅に到着する。 吉野川は、この駅の東で、四万十川本流に合流する。四万十川は、 四国山地の深い山々の中を、極端に穿入蛇行し、土佐湾にそそぐ、 全長１９２ｋｍの川。支流が豊富で、流域面積は高知県の半分近くを しめる。清流として知られ、豊富な自然が残り、カヌーを初めとした アウトドアのメッカである。私とのんこさんは、ここで”命の洗濯” ってやつをしにやってきた。これが今回の旅のメインなのさ。 さあ、輪行だあ。
（の）番頭さん、ランドナーってブレーキワイヤまではずして輪行
この瞬間、腕力では勝てないぞこりゃ、と思った番頭であった。 |
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